愛用の自転車ご紹介【通勤スペシャル】

自転車購入 - 失敗顛末記」のエントリで取り上げているGiantのEscape R3について、今回はそれをどういじり回しているか、書いていきたいと思います。

オークション落札後、届いた商品がとてもそのままでは乗れない状態だった為、腐っていた部品を全て入れ替えました。
ちなみにオークションで落札した商品がここまで酷かったのは、今のところこの自転車くらいです(「ヤフオクで落札したTime Capsuleの修理」で紹介したTime Capsuleにも苦労はさせられましたが、少なくとも購入直後は利用出来る状態ではありました)。

リヤスプロケット、チェーン、リヤディレーラー、シフター:

届いた直後の状態では、坂道等で力を込めてペダルを踏むと、スプロケットの歯にうまくチェーンがひっかからず、チェーン1〜2コマ分すっ飛ばしてしまう「歯飛び」が起きていました。また、シフターもプラスチック部品が劣化し、ひび割れが進んでもうちょいでハンドルから外れてしまうような状態だったため、関連部品を全て交換する事に。

GiantからEscape R3.1が登場するまでは、Escape R3のトリガーシフト化は割とよく行われていた様なので、どうせ交換するならそれを習って自分の自転車もトリガーシフト化してしまう事にしました。

まずリヤディレーラーは元々SRAM社のものが付いていましたが、Escape R3に取り付けられているものはshimanoとの互換性がなくシフターと同時交換が必要との事なので、シフター込みで全交換しました。なお、フロントディレーラーは元々shimano製が付いていましたので、シフターのみ交換しています。

で、リヤディレーラーは、オークションで入手した[RD-M340]に換装。
スプロケットは元々付いていた[HG40]と同製品に入れ替え。そのうちクロスレシオ化した[HG50]に入れ替えようかと思っています。

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「歯飛び」対策にチェーンもセットで新品交換し、不快な「歯飛び」も無くなりました。
ディレーラーは中古品ですが、何の問題も無く稼働中。
シフターもオークションで[SL-M410]を落札し装着(写真は「グリップ&ブレーキ」に貼付けてた中に写っています)。

なお、ワイヤー類は届いた状態でフロントディレーラ用が切れていた事もあり、ブレーキを含め全て交換しています。

これらのパーツ取り付けは、google先生が教えてくれたshimano製マニュアル(PDF注意)(フロントディレーラー)(リヤディレーラー・スプロケット)を見ながら作業しました。ユーザーから見ると、このようなマニュアルをメーカーが公開してくれているのは大変有り難いで事です。記載内容も丁寧で、時間はかかりましたが迷わず作業を終える事が出来ました。

グリップ&ブレーキ:

グリップはゴム部が半分解けかけており、握るとベトベトするような状態だった為、安価な立体形状のものに交換。
ブレーキは、「自転車購入 - 失敗顛末記」に書いた「ランボルギーニ(笑)」に後付けしていたshimanoの[BL-M421](ブレーキレバー)[BR-M422](ブレーキ本体)に取り替えました。
このグレードのシフターは、もう新品ではブレーキレバーと
一体化したものしか販売されていないようですね。

ペダル:

何故か落札した時にはビンディングペダルが付いていましたが、普通の靴で乗れないと困るので、こちらも入れ替え。
アルミ製でかっこ良い。シンプルなところが気に入ってます

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タイヤ:

購入時にはパナレーサーのタイヤが装着されていましたが、ひび割ればりばりだった為、ワンサイズダウンしてミシュラン製の安タイヤを装着。
細い分スピードが乗るようになったような気が...するようなしないような...正直微妙なところ。

シートステー&サドル:

何故かママチャリ用のものが刺さっていたので、ステーからサドル本体まで入れ替えました。
シート下のランプは100均で購入
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しかしながらサドルはちょっと失敗でした。何故なら雨に濡れると表皮の色違いになっているところから内部のスポンジに水を吸ってしまい、そのままの状態で座ると縫い目から水がしみ出してまるでお漏らしをしてしまったかのようにズボンが濡れてしまうのです。

今はコンビニで缶コーヒー等を買うついでに袋をもらい、それをサドルに被せて急場を凌いでいますが、じきに買い替える事を検討中です。


ここまではパーツ交換でしたが、さらにパーツを追加することで、いよいよ【通勤スペシャル】が完成します。とはいえ、泥よけ、かご、ライトを追加しているだけなので、実はパーツだけの話だとスペシャル等とのたまうのはちょっと恥ずかしく、また正直見栄えも宜しくありません。

しかし「【独断】通勤用自転車の選び方」にも書いた通り、自転車メーカーが通勤用をうたう自転車が軒並み16kgを超える重量である事に比べれば、それより遥かに軽量に仕上がる「軽量クロスバイク+必要な部品後付け」は大変お勧め出来る選択肢です。

泥よけ:

これがないと、雨に降られた時にリヤタイヤがはね飛ばず水で背中がびっちょりになるのでは、と懸念し購入しましたが、どうせ途中で雨降って来たら全身ビッチョリになりますし、また天気予報をまめにチェックする事で割と雨に出くわす事を回避出来ていますので、上手に雨回避が出来れば不要かもしれません。
見た目は気に入ってますが、軽量化には邪魔な存在


自分はこちらの着脱可能なタイプを購入し、今では突発的な雨に対する保険代わりに付けていますが、上記の事由でそのうちベースの金具から取っ払ってしまうかもしれません。

かご:

vブレーキが取り付けられているネジ穴にかごの土台となるキャリアを固定する、クロスバイク用のかごを購入しています。
少々見づらいのですがフロントフォークにLEDライトを付けてます

これが付くだけで見た目が著しくダサくなるのですが、通勤や買い物等の際の利便性には代えられず、泣く泣く取り付けている次第で。

ライト等:

おそらく中華製と思われるLEDライト+シリコンカバーの製品を取り付けています。
こちらが本家と思われる商品。

こちらが自分が購入したおそらくパチもんと思われる商品。

今のところ、何の問題も無く使えています。見た目と値段はほぼ一緒で個数が倍。お得かと。
自転車購入 - 失敗顛末記」にも書いたように、ここまでパーツを入れ替えてしまった結果、オークションでの落札金額との合計で同等クラスの新車がかえてしまうという、誠に切ない事態に陥っております...ので、中古を買っていじり倒すのは決して万人にお勧め出来ないのですが、買って来たパーツを組んで、その後調子よく走ってくれるとなかなかうれしいもんです。

この自転車も、おそらく販売後5年以上経過していると思われますが、たまにタイヤの空気圧点検のついでにグリスアップやワイヤーの調整をするだけで、きしみ音一つ立てずスイスイ走ってくれます。

正直今時の新しいチャリも欲しいのですが、こんな具合なので当面その必要は無さそうです。手を入れた分愛着も湧いて手放しづらくなっている事もありますし。